日々の音

糖尿病合併妊娠の記録

糖尿病合併妊娠…?

相変わらず内科に通い続けて…

卵巣嚢腫」の術後、数年にわたり内科に通院していました。

前回書いた通りの生活を続けていたわけですが、ある時担当が女性の先生になった時でした。

「今後、妊娠希望ですか?」

その時はまだ婚姻届けは出していませんでしたが、やんわりと妊活中でした。

基礎体温とタイミングを計るくらいの。

なので「はい。今妊活中です。半年以内に結婚も控えています」と答えました。

そこで先生は、「今のままなら問題ないけど、もし今後数値が悪くなると妊娠した場合に入院になる可能性があります」と教えてくれました。

わたしはこの時、中性脂肪の数値が悪くなる」+「妊娠した場合」=「入院」だと思いました。

それがどうやらちょっと違っていたようなのです。

 

うううう気持ち悪い…もしかして?…

その話を聞いてから約1年ちょっとして、その間に先生も変わりました。

中性脂肪の数値は1年前から大きく上がりもせず下がりもせずで、薬の種類だけがちょっとだけ増えていました。

その後の先生にも特に何も言われておらず、妊活を続けていましたがなかなかできなかったので、そろそろ本格的に婦人科へ通ってみようかと夫と話していた矢先。

 

水すら飲めないほどの吐き気!!

 

びっくりしました。

生理予定日のその日、突然始まったのです。(最初はコロナかと思った…)

 

ご飯は食べれますが、お肉(特に鶏肉)が食べられない。

味を想像するだけで吐き気がして口に入れれないのです。

麦茶も水も変な味がして飲み込めない。

何が食べれるかというと、みかん、ブロッコリー、グレープフルーツ味かレモン味のゼリー飲料、GREEN DA・KA・RAのみ!

食べれんことはないという分類に、ごはんや豚肉(調理法によっては食べられる)、一部野菜という感じ。

量もほんのちょっとでお腹がパンパンになってしまいます。

職場のお弁当にはブロッコリーを詰めて、予備のみかんを持っていき、家ではひたすら毎食みかんを2個だけ。

まともに食べられない飲めないからなのか、体に力が入らずずっと眠い。

 

生理が遅れるのはいつものことなのですが、こんな食欲不振と体調不良が何日も続くのは、もうつわりしかないでしょ!と1週間耐えました。

 

そして妊娠検査薬で陽性反応が出たので、嬉々として産婦人科を予約しました。

病院の配慮で、たまたま近かった内科の通院の日に合わせていただけました。

ちなみに、このつわりの症状が出た日から飲み薬はやめていました。

 

糖尿病合併妊娠…?

まずは内科の予約が先だったので、いつものように検査をし、診察を受けました。

いつもは

「体調や生活はどうですか?」「特に変わりありません」

「検査の数値はこれです」前回と比べての説明を聞く。

「次回はいつにしますか?お薬日数分出しておきますね」

の流れなのですが、この日は違います。

「体調や生活どうですか?」に対して「食欲がなく吐き気があり、妊娠検査薬で陽性反応がありました」と答えましたので、先生大慌て。

薬はつわりの症状があった日からやめていることを伝えると、それは正解ですと少しほっとされていました。

そしてとりあえず、妊娠の確定が先になるということで内科の診察を中断、産婦人科の診察後にまた内科にくるように言われました。

 

産婦人科での診察を終え、正常妊娠と心拍の確認ができたのでるんるんで内科に戻りました。

さっきより少し落ち着いた先生が、私が産婦人科に行ってる間にいろいろ調べたということで説明をしてくれました。

まず、わたしの場合は「糖尿病合併妊娠」という診断名がつくそうです。

糖尿病がある人が妊娠するとそう診断されるそうで、妊娠した人が糖尿病のような症状になると、よく聞く「妊娠糖尿病」というそうです。

 

ん?わたしは糖尿病だったのか?いつから?脂質異常症じゃなくて?

という疑問がありましたが、それを今聞いたところで仕方がないのでそのまま話を聞きました。

妊娠をしたら今飲んでいる飲み薬は当然使えないので、インスリン注射を最低出産まで自己注射することになりますと言われました。

そしてその指導のための入院が必要なんだそうです。

出来るだけ早く入院してくださいと言うことだったので、二日後に入院することになりました。

 

その日のうちに入院の説明を聞き、栄養士による食物アレルギーなどの質問に答え、そして入院までの間の自宅管理の血糖値測定機器の使用方法などの説明を受けたりして、昼に病院に行ったのに帰宅したのは夜でした。

 

次の日に、ただでさえ食欲不振や体調不良でふらふらなのに、産婦人科で指示があったので母子手帳の受け取りに行き、入院のために必要なものを買いに走り、夜中に嘔吐。

入院当日には発熱し、コロナ疑いのために隔離されてしまいます。

 

 

次回は「入院中」のお話です。

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