日々の音

糖尿病合併妊娠の記録

入院中②インスリン注射と検査の説明

話は少し遡って…自己注射って怖いよね

今回の入院は、糖尿病指導入院ということになります。

手術をするとか家で生活できないような病状の治療とかではないので、入院中に主にやることは「糖尿病による合併症有無の検査」「インスリン自己注射の練習」「インスリン量の把握とコントロール方法を学ぶ」のがメインになりました。

 

入院して高熱が出てた間は、ちょうど土日だったこともあり検査は週明けからということで、初日から始まったのはインスリン自己注射の練習」です。

練習と言っても、最初は看護師さんが全部やってくれるところから入りました。

だって、自分に針差すの怖いじゃん(;^ω^)

わたしは昔からあまり注射に対して恐怖感が少なく、また長年通院していてその都度採血をするので、注射や針に関しては慣れたほうです。

でもそれは、ただされるのを待つだけだから平気なだけなんですよね。

普段採血されながら看護師さんと談笑することも多いのですが、「注射に恐怖心がある人のは刺しにくいし実際刺さりにくいので痛みを与えてしまいやすい」「〇〇さん(わたし)は皮膚が緊張してなくて刺しやすいから痛く感じないのかもですね」とよく言われていました。

でもそれは、ちゃんと勉強して資格を持ってる看護師さんがやってくれるという安心があってのものなのですよ。

 

自分(無資格どころか1ミリも勉強したことない安心感皆無人間)が刺すとなるとすごい怖い。

 

そう考えている自分からすると、まず最初の何日かはお腹への注射に慣れるために看護師がやりますね、という言葉は安心以外のなにものでもありませんでした。

 

針は採血の時のものとは比べ物にもならないほど細く短いです。

なんか、お裁縫の時のやや太めの縫い針が採血の注射、その針に通す手縫い用の糸がインスリン注射の針という感じの太さの差でしたね。

 

ご飯と一緒に看護師さんがインスリンをもってきてくれて、食べる前にポスっと刺してくれました。

何日か後には自分で、インスリンペン(インスリンの入ってるペン型の容器)の針を着けるところの消毒→針装着→単位の設定までをやって、刺すのと片付けは看護師さん。

その次の日には最後まで自分でやるのを看護師さんが見守るという、段階を踏んで慣れるような感じでした。

 

肝心の痛さの話ですが、基本的に「刺さったか?刺さってんのか?うそだろ?」というレベルで何も感じません。

何回かに一回、皮膚になにか触ったかもという感触があるときがあったり、注射を抜いたときにじわっと血が出たりがありますが、痛いという感覚はありません。

指で測る血糖測定の時のパチンってする針の衝撃のほうが断然痛い。

指が穴だらけになりますし、痛いときはややしばらくずっとしびれて凹むのですが、インスリン注射はお腹っていう場所の違いもあるとは思いますがはるかに痛くないし、余裕でした。

注入時に痛みを感じる人もいるらしいのですが、わたしはまだ量も少なかったのでそれもありませんでしたね。

 

週明け…本格的な検査開始

そんな週末を明けて、検査の予定がどーんと開示されました。

まずは、「〇〇という合併症があるかを調べるためにこういう検査をしますよ」という説明があったわけですね。

検査の結果によっては妊娠を中断せざるを得ない場合がありますと言われたのが一番ショックでした。

一応フォローとして、「若いしもともと通院治療をしてたから数値がすっごく悪いわけではないから合併症は恐らくないと思いますが」と頭につけられてはいましたがね。

 

簡単に言うと、「網膜症」「腎症」があったら妊娠継続を諦めてくれということでした。

そっちの治療が優先になるからだそうです。

そして同時に「通院の時に先生から妊娠の許可は得ましたか?」と聞かれました。

許可を得たというわけではないけど、妊娠希望で妊活していますというのは前から伝えてありましたと答えました。

 

前に書いたか覚えていませんが、今回入院するにあたって外来の時の先生と今後の主治医の先生は別の方になりましたので、その辺の確認だったんだと思います。

でも、通院の時に話した内容はどの先生も電子カルテに打ち込んでおられたので、途中で変わった先生も今回主治医の先生も把握しているのではと思ってしまうのが患者の気持ちだと思うんですよね。

こはちょっと不信感を抱いてしまいました。

 

「網膜症」「腎症」以外にも「神経障害」「動脈硬化」のための検査、さらに入院時の高熱の原因を調べるための検査もありました。

 

 

次回は「入院中③各検査と糖尿病合併妊娠のリスク」のお話です。

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