各検査と検査結果
結果から言うと、妊娠継続に問題のある結果はありませんでした!
心電図・腹部エコー・血管エコー・ABI検査・採血・畜尿・採尿・検便を行いました。(覚えてる分)
その他に、足や関節を叩いたり押したり器具で触ったりなどの神経症状の有無も確認しました。
腹部エコーでの脂肪肝気味という結果は、前回と程度が変わってないということで様子見。
採血でひとつ、甲状腺の結果があまりよくないということだけ追加で、首のエコーを撮り様子見となりました。
心電図・腹部エコー・血管エコー
寝転がってお胸に吸盤みたいなのをいっぱいつけて心電図の測定。
ぬるぬるしたゼリーをお腹に塗って、機械を滑らせる腹部エコー。
ゼリーを足や足首に塗って機械を滑らせる血管エコー。
いっぺんにやった記憶があります。
技師さんが女性しかいなかったのが印象的でした。
前は男性の先生?技師さん?が行っていたのですが、男性の方はカーテンの外にいてモニターだけ確認している様子でした。
何かの配慮なのかもしれないですね。
ABI検査
ABI検査ってなんぞ?と思い検査前に検索しました(;^ω^)
手首足首に、血圧を測るときの圧迫するカフを巻き付けて、手足の血圧を測定するものらしいです。
血管年齢とかわかるみたいです。
採血・採尿・検便
朝イチで看護師さんがさくっと採血。
採尿は自分で紙コップに取るんですが、そのままの容器でナースステーションまで持っていくのが笑いました。
通院の時は採尿用のトイレで、採尿したら小窓に紙コップを置いておくと回収してくれるシステムなのですが、そんなのは病棟にはないんですよね。
だからその尿が丸見えの紙コップをナースステーションまで持って行って、看護師さんに直接手渡すという(;^ω^)
検便はなぜか2回ありました。日を跨いで2日分採ってくださいと。
恐らく入院時の高熱の原因を胃腸炎という見立てでの検査だと思われます。
畜尿
これが地味に一番めんどくさかったですね(-_-;)
24時間分の尿を指定の容器に溜めるのです。
まず、トイレに行きたいなと思ったら便器に設置する専用の容器を取りに行きます。
それを便器にセットして、そこに用を足します。
それを貯めるための容器があるところに持っていきます。
これまた丸見えの状態です。
そして、袋型の容器に流しいれて使った容器は使用済みのところに置きます。
これをトイレに行きたくなるたびに繰り返します。
わたしは2日分だったのと、妊娠してから頻尿になってたのでかなりの回数行いました。
しかも、失敗するとやり直しですとか言われてて、トイレのたびに緊張(;´Д`)
首のエコー
追加された検査です。
採血の結果、甲状腺の数値がよくないということで甲状腺のある首のエコーを行いました。
わたしは母の家系に甲状腺の持病があると知っていて、過去に生理不順の原因追及の為に一度採血での検査をしたことがありました。
その時は異常なしだったのですが、今回はそれに引っかかったようで…
まず触診で首の腫れとかを確認されましたが問題なし、エコーでも問題なしでした。
母は低下症なのですが、わたしの血液検査では亢進症の方だったようで、遺伝の方の異常ではなく、妊娠の影響だろうということになりました。
糖尿病合併妊娠のリスクについて
入院前にも説明がありましたが、入院してすぐにも説明がありました。
糖尿病はそれが原因で死ぬという病気ではありません。
糖尿病のせいで起こる様々な病気が原因で死に至ることのある病気です。
例えば、網膜症で失明、腎症で透析、神経障害による怪我の悪化で四肢の壊死など。
妊娠に関しても、糖尿病のせいで起こるリスクがあり、その結果母子の命に係わることがあるということです。
まず、糖尿病には1型と2型がありまして、私は2型です。
2型はもともと自身のインスリンは分泌されており、それが出にくくなってたり効きにくくなってたりして血糖値が上がってしまう病気です。
贅沢病と言われますが、贅沢してなくても発症する人はいますし、太っていなくても発症する人はします。
日本人は特に痩せているのに糖尿病という人が結構いるそうです。
まぁわたしの場合、贅沢はしてませんが太ってはいたので(´_ゝ`)
そして妊婦の糖尿病には、糖尿病合併妊娠と妊娠糖尿病がありまして、わたしは糖尿病合併妊娠です。
妊娠前から糖尿病を持っている人が糖尿病合併妊娠、妊娠したことで糖尿病に至ってない糖代謝異常を発症している人を妊娠糖尿病と言います。
妊娠糖尿病の人は妊娠が終了すると正常に戻る場合が多いそうですが、数年後に糖尿病になる方が多いみたいです。
妊娠糖尿病の話は検索するとたくさん記事が出てきますが、糖尿病合併妊娠はあまりヒットしません。
病院などの出してる病気についての定義などは確かに出てきますが、個人の体験などを見かけないんですよね…
というのも、年齢的に2型糖尿病と診断されている人が少ない上にその人が妊娠するかというのもあって、あまり多い症例ではないそうです。
糖尿病合併妊娠となる人は1型糖尿病の方が多いのかもしれないです。
1型の方はもともとインスリンの分泌がないので、初めから治療を行っている状態で妊娠を計画します。
そのため、リスクや状況など事前に把握して妊娠されるため、わたしのように妊娠してから慌てふためくことがないのだと思われます(;´∀`)
さて、前置きが長くなりました。
糖尿病合併妊娠によるリスクについてです。
まずは母体への影響。
・尿路感染症
・網膜症・腎症の悪化
・妊娠高血圧症
・羊水過多
・早産
・子宮内胎児死亡 などがあげられます。
次に赤ちゃんへの影響。
・先天奇形
・巨大児
・呼吸困難
・低血糖 などがあげられます。
やっぱり一番気にしているのは先天奇形です。
調べてもどういうものが多いのかなど出てこないので何とも言えません。
一応高齢出産の部類にも入りますし、心配でなりません。
血圧、羊水、赤ちゃんの大きさは検診で注意深く診ていくしかないということで、そうならないための生活をしていくしかわたしにできることはありません。
リスクの話を聞いていて、妊娠前からの血糖コントロールによる計画妊娠など、もっと早く知っておきたかったというのが本音です。
自分の体の状態をきちんと把握しておらず、診断名もはっきりせず調べもしてなかった自分が一番悪いのですが、正直言うと妊活をしていると伝えた時にもっと詳しく説明してくれてたらとか、中性脂肪ばかりを気にしていて血糖値が悪くなったときにでも改めて説明や妊活のストップなどの指示が欲しかったと思ってしまいます。
そうして血糖コントロールをした状態での妊娠であれば、ここまで不安になることもなかったかもしれないと、入院中にひとりで声を殺して泣きました。
次回は「退院と最初の妊婦検診」のお話です。
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