日々の音

糖尿病合併妊娠の記録

過去④家族性脂質異常症?

内科に通い続けて…

卵巣嚢腫」の術後も高すぎる中性脂肪を下げるために約3か月ごとに通院していました。

どのくらい高いかというと、上限150mg/dlに対して、なにもしないと800mg/dl前後中性脂肪を下げる薬を服用して300mg/dl前後という結果が出るのがわたしです。

普通なら急性膵炎になってるレベルと言われていました。

コレステロールなどほかの数値は基準値内、尿検査も問題なし、腹部エコー検査で脂肪肝は指摘されていましたが経過観察でした。

血糖値の基準を見るHbA1cは「少し高めだね」と言われるものの、特にお薬の処方などはありませんでした。

 

大きな病院に通っていたので、通院中に担当の先生が何度か変わり、何人目かの先生に、「家族に中性脂肪が高い人や糖尿病の人はいますか?」と聞かれます。

そこで母に確認してみたところ、「糖尿病の人はいないけど父と弟が健康診断で毎回中性脂肪が600とかで引っかかってる」と。

それを先生に伝えたところ、「家族性脂質異常症ですね。遺伝だと思います」と言われました。

 

家族性脂質異常症?…

ここでまず疑問に思ったのが、「高脂血症じゃないの?」でした。

前は「高脂血症」や「コレステロール血症」という言い方をしていたそうですが、どうやら最近はそれらをまとめて「脂質異常症」と言うようです。

たしかに異常値なのですから、異常症でいいんでしょうけど、なんだか嫌な言い方だなと感じてしまいました。

そしてそれらが遺伝していると思われる場合に「家族性」と付けられるようです。

検索してもあまりヒットしないのでちゃんとした医学用語ではないのかもしれません。

 

そしてその先生が言うには、血液検査の結果の数値というのは統計で病気になりにくい数値を定めたものであり、多くの人に当てはまるけどみんながみんなそうなるわけじゃない、のだそうです。

なので生まれつきそういう体質の人もいる、という意味の遺伝でありあまり過度に心配するものではない。と。

かといって、放置しても病気にならないということではないから、将来のためにコントロールしていきましょうとのことでした。

つまり、遺伝である限り高い状態は続くので、この先も中性脂肪を下げる薬は飲み続けなければいけないのですね、とわたしは受け取りました。

決してネガティブな意味だけではなく、いつまで続くのかな?終わる日は来るのかな?とかなにも全く分からなかったのが、ほぼずっと続くと思っててと言われて先が見通せたのが良かったなと感じたんです。

 

食事や運動なども指導されますが、その時点で食事の管理はやんわりやっていましたし、仕事も肉体労働系だったので1日1万歩~多い日では2万歩歩くのが普通でしたので、そういう生活でも下がらないならもはや薬に頼るしかないのです。

ちなみに、わたしは栄養課程の大学を出ておりまして、その職には就いておりませんが資格だけは有しております。

食事管理に関しては全く知識がないわけではなく実践もそこそこ出来るほうなので、そういう意味でも出来る限りやっていた方なのです。

もちろん、生活状況により完璧ではなかったのは否めません…。

高い野菜が増えてくるとどうしても安いものに偏ったりしますよね…?w

 

 

無事に卵巣腫瘍の摘出手術が終わり、退院後の通院でも問題なく、病理結果も良性だったと聞かされます。

そして、卵巣腫瘍の手術のついでに「卵巣に穴をあけときました」とのことで、これで排卵しやすくなり、何もしなくても生理がくるでしょうと言われ産婦人科を卒業しました。

その通りで、術後は約2カ月に1回のペースで勝手に生理が来るようになりひと安心。

でも引き換えに今までほとんどなかった生理痛がほぼ毎回襲ってくるようになり、ひどいときはうずくまって立ち上がれないなども何回かに1回の割合で来るようになりました。

しんどいなと思う反面、ちゃんと排卵してるんだと思うと嬉しかったです

 

産婦人科は卒業しましたが、内科は退院後も通院し、現在まで続くことととなります。

 

 

今回で過去のお話は終わりです。

次回は「糖尿病合併妊娠」のお話です。

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