日々の音

糖尿病合併妊娠の記録

過去②卵巣嚢腫

そして卵巣嚢腫

その後、大学生になり引っ越しなどがあったためにその産婦人科へ通えなくなり、勝手に治療をストップしていたわたしでしたが、やはり不順が治らないことがどうしても気になり社会人になってからすぐに別の産婦人科へ。

そこでもやはり「多嚢胞性卵巣症候群」の典型ですねと言われ、今度は「あまりに長期間排卵しないままでは卵巣によくない」ということで、排卵誘発剤を使って毎月の生理をおこす治療をすることになりました。

 

なぜこんなにも不順を直したいのかということと、卵巣の機能が落ちてしまうのを気にしたのかについては「当時からわたしに強い妊娠願望があったから」です。

将来は絶対子どもが欲しい。

これだけは学生のころから変わりませんでした。

 

そしてこの排卵誘発剤での治療は低用量ピルの時と違い、毎月産婦人科へ通い排卵しているかを内診してもらうという、時間もお金もかかる治療でした。

その治療を始めてすぐの時に「片側の卵巣が腫れている、腫瘍があります」と言われました。

まだ小さい腫れであり、悪性でなければ自然に治ることもあるから様子をみましょうと言われます。

 

卵巣嚢腫の手術へ…

それから数年、また引っ越しをしたわたしは産婦人科を転院し、また低用量ピルでの不順治療へ戻っていました。

わたしの希望というよりは、その時通っている病院の先生の判断に任せていましたので、明確な妊娠希望時期まではピルでと言われ、卵巣の腫れの経過観察も薬を処方してもらうための3か月ごとの診察時となっていました。

 

そしてついに「卵巣の腫れが徐々に大きくなっている」と言われてしまいます。

「大きさ的には特別大きいわけではない」「でもちょっとずつ大きくなっている」

「卵管がねじれたり、腫瘍自体が破裂する場合がある」

「そうなって痛くなってから手術するのと、まだ痛くない今の段階で計画的に手術するのとどっちがいいか」

という選択を迫られました。

 

また、「見る限りは良性だと思うが、実際には病理に出してみないとわからない」

「もし悪性だったら両卵巣と子宮の全摘になり、その場合は再手術をする」

という話も同時にされました。

 

正直、「今すぐどうこうなるわけじゃないなら…」という気持ちのほうが先にありました。

それに、「悪性で卵巣と子宮を失くすことになったら…」と考えると、知らないままでいたいという思考にも陥ったりしました。

 

でもその時は今の旦那とお付き合いをしていた頃で、将来の話もしていたこともあり、心配事は無くしておこうということになったのです。

悪性だった場合のことはその時にまた考えよう。と。

 

 

次回は「手術と高脂血症」のお話です。

 

※「卵巣腫瘍」と「卵巣嚢腫」という二つの言葉を使っていますが、わたしにはどう違うのかわからないので、当時主治医に言われた「卵巣腫瘍」とその後に別の医者や看護師に言われた「卵巣嚢腫」の両方を記載しています。

 

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